神戸市には9つの区が集まっており一つ一つがそれぞれ特徴あるエリアになっていますが、
その中でも中央区は神戸の中心地として関西屈指の繁華街、そして観光スポットが集まっています。
今回はそんな神戸市の中央区の紹介をはじめたいと思います。
神戸市のほかの地域の紹介はこちら
神戸市まとめ
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Contents
神戸市中央区
中央区の歴史
神戸市中央区は1980年(昭和55年)12月に誕生した神戸市のなかでは比較的新しい区です。
その区内には中央にある繁華街を囲うかのように西にハーバーランド、北は北野異人館、南には人工島のポートアイランドと、隙間なく観光スポットや名所が並んでいます。
住宅街が多い東のみ名所が少なく感じれますが、少し歩くと灘区の王子動物園まで行けますので中央区民は勝ち組ですね。
ただ、神戸イチの繁華街としてにぎわっている中央区も発展したのは近代、明治に入ってからでした。
それまでは当時の首都、京都と瀬戸内方面を結ぶ海上交通の要衝として現在の兵庫区あたりが 発展。
現在のように神戸が港町に発展していったのは明治に入り国際貿易が始まり、外国人が現在の北野地区と港付近(現在の旧居留地)に居留地を設けたのがきっかけと言われています。
外国人の衣食住から当時の文化や娯楽などあらゆる面で異国の生活様式が持ち込まれ、今へとつながってきました。
中央区のマスコット
そうやって発展してきた神戸市中央区にもマスコットキャラクターがいます。
「かもめん」
「かもめん」は神戸に住んでいる元気なカモメの男の子。
今までは港に住んでいたけど、山帽子とKOBEシューズをもらって陸にあがってきたんだもめ。(プロフィールより)
・誕生日:12月1日
(中央区が誕生した日)
・好きな食べ物:パン
・趣味:街歩き、お店めぐり
・性格:人がたくさんいるところが大好き。おしゃれをするのも大好き。ちょっぴり寂しがりやなので、見かけたらぜひみんなの方から声をかけてほしいもめ。
・帽子:山帽子。ハーバーランドにある海洋博物館と六甲山西部にある市章山・イカリ山がデザインされている。
帽子についているピンは北野異人館にある風見鶏のピン。
・靴:KOBEシューズ。神戸市のマークが入ったスニーカー。これで坂道の多い中央区だってお散歩可能もめ~♪
ちなみに今では垂水区のごしきまろ
長田区のなぁタン
兵庫区のハートン
とお友達だそうです。
中央区のスポット
中央:繁華街・商店街
中央区の中央部分…ややこしいですね。上げて下さいみたいな感じ。
中央部分はJR三宮駅を中心に南にまっすぐ続いているフラワーロードという大通り沿いに市役所があり、上層階の展望ロビーから見える夜景はスポットの一つになっています。
そのまままっすぐ南へ進むと赤いダブルアーチの神戸大橋を経てポートアイランドへ行くことが可能。
また北側になると「神戸」の地名の由来ともなった生田神社が見えます。そのまま坂道をのぼって行くと後ほど紹介する北野異人館や、新幹線の停車駅「新神戸駅」に着き、そこから布引の滝へと続きます。
またお店などはJR三宮駅を横切る線路で特色が別れており、また線路から南側には三宮商店街から元町駅までアパレル・ショッピング街が続いており、北側には居酒屋などの飲食店が広がっています。
また立ち並ぶ飲食店の隙間、というと語弊を生みますが、ところどころに南側とはまた違ったセレクトショップが点在。
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そしてそのまま元町駅を過ぎて進んで行くとハーバーランドへと繋がります。
このように中央部分を楽しみつつも3つの名所へ向かう事ができます。
だから東側の住宅街に住んでいる人たちは地元民からしたら勝ち組ですね。うらやましい。
西:ハーバーランド
元町駅から南へまっすぐ進み、海が見えてきたらそのまま西に進むとメリケンパークが、そして見えてくるのがハーバーランドです。
ハーバーランドとメリケンパークはほとんど同一のエリアと思ってもらっても違いはないようなもので、
メリケンパーク:神戸ポートタワーや海洋博物館など独特な建造物が目を惹く海辺のスペース。
ハーバーランド:大型商業施設が集まっているエリア一帯
と分けて見てみると分かりやすいかと。
ハーバーランドの特徴は、商業施設なんてどこの地域に行っても大なり小なりあると思います。
ハーバーランドの場合はいくつかの施設が集まって巨大になっていますが、そういったものも他方であるでしょう。
ただ、そういった施設内から清々しいほどの青い海と、夜にはライトアップされた最高の夜景を楽しめるとなるとそうそう無いと思います。
ハーバーランドは「ハーバー」と名がつく通り海辺にエリアがあり、遊覧船の乗り場もあります。
昼間はベイクルーズで海を楽しみ、夜はコンチェルトで夜景に囲まれた海を楽しむことも可能。
船に乗らなくてもハーバーランドの岸から対岸にライトアップされた夜景を堪能することもできます。
またメリケンパーク側から見てみると、ハーバーランド自体も色鮮やかならライトアップがされており、アンパンマンミュージアムにある観覧車が良い味を出してます。
旅行のパンフレットなどに載っている真っ赤な神戸ポートタワーも見れますので観光名所として一度は立ち寄っていただきたいスポットです。
北:北野異人館街
北野異人館街は神戸の北野地区にある異人館街。
開港直後の神戸で居住地不足だった外国人の住居を北野に選んだ結果、高台から港が一望できるということで様々な館が建設されました。
その歴史的建造物が残る北野の異人館では風見鶏の館を中心に観光地の名所となっています。
平日でも人が集まるほど。
多数あるいくつかの館もそうですが移動中の風景や景観も素敵です。
ところどころにある店舗も異国を感じるお店が多く、ロシア専門のお店や、異国料理を楽しめるお店も。
異人館街を横切るメインストリートにはよくレトロ感あふれるシティループバスが良くみかけます。
このバスも異人館をイメージしたバスで神戸の観光地を廻っていますので移動におすすめ。
ちなに「北野」という地名ですが、平清盛が鬼門を鎮めるためにここに京都の北野天満宮を迎えたのが名称の由来になっているそうですね。
けっこう神戸には平清盛と縁がある地域が多いです。
南:ポートアイランド
ポートアイランドは中央区の南側に位置する、人工の島。
その言葉通り人の手によって創られた島です。
赤いダブルアーチ状の神戸大橋を徒歩でも行けますし、並列して走っているポートライナーでも行けます。
島内には世界の動植物と触れ合える神戸どうぶつ王国に全国と繋がる神戸空港、有名ミュージシャンのコンサートイベントや神戸コレクションが実施されるのもポートアイランドです。
そして島の西側にある公園からは対岸に上記にあるハーバーランドが一望できます。
ここを夜に立ち寄ると現地とは別の素晴らしい夜景が堪能できます。
ちなみにポートアイランドが創られた当時のキャッチコピーは、「山、海へいく」。
六甲山を開発する際に生じた土砂を使って出来たためこう呼ばれていました。壮大なスケールの地産地消です。
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神戸市中央区へのアクセス
アクセス方法ですが、ありがたいことにおおよそ全ての地域からのアクセスが可能になってます。
新幹線
中央区のやや北側にある「新神戸駅」に新幹線が停まります。
ですので、必然的に西は九州、東は東京まで。
乗り換えも考慮すると九州南部から東北まで繋がります。が、ちょっと時間がかかりすぎるのでその場合はやはり飛行機がオススメですね。
少なくとも東京から博多までの間だったら新幹線でやってくるのがおすすめです。
飛行機
ポートアイランドの南部にある神戸空港ではたくさんの国内便が飛んでいます。
関東は東京・茨城から北海道は札幌、東北の仙台、九州の長崎・鹿児島に沖縄の那覇と繋がっているので全国から飛んで来れます。
飛行機のメリットはなんといっても時間ですね。
空を飛んで行きますので沖縄や北海道でも2時間弱で行けます。ということは、沖縄や北海道から2時間で来れます。
東京でも1時間ほど。新幹線だと2時間以上かかる距離なのにさすが飛行機。
デメリットは新幹線と比べて若干割高ですが、タイムイズマネーですからね。
バス
大阪ー名古屋ー東京というルートも含めて北海道、東北、九州に沖縄が神戸と繋がりました。
そうなると繋がっていないのが中国地方と四国。
中国地方も瀬戸内沿岸は新幹線が走っていますので日本海側、山陰地方ですね。兵庫県の北部もそうです。
そういった比較的神戸の近辺とは高速バスで繋がっています。
三宮駅の近くにある高速バスターミナルはいつもバスが発着して多くの人々を運んでいます。
車道を使いますので渋滞に巻き込まれて時間が遅れる可能性もありますが、比較的お手頃な価格帯なので中国・四国エリア以外の人々も高速バスを使うことが多いですね。
デメリットは飛行機と逆にお手頃な価格帯に合わせて時間がかかることですが、近辺エリアの場合だとそこまで気にする時間でもないでしょう。
さいごに
今回は神戸の中心地でもある中央区の概要紹介になりました。
次回は改めて観光スポットの紹介です。
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