神戸市

日本三古湯の一つ有馬温泉!その歴史やアクセス方法をご紹介!

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温泉は日本の文化と言われていますが温泉の定義は「温泉法」に則って定められています。
そのため見た感じただのスーパー銭湯のような施設も温泉の湯と呼べたりしますが、
天然温泉と呼べるものは限られています。

事実、道後温泉や由布院温泉といった古くから親しまれている温泉は天然温泉ですし、
兵庫県にも天然温泉がいくつかあります。

今回はそのうちの一つ、有馬温泉を紹介します。


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有馬温泉

有馬の歴史

日本三古湯というものがあります。

古い歴史をもっている温泉で、その中で特に湯開きの物語が伝承されている3つの温泉が選ばれているのですが、
それが愛媛の道後温泉に和歌山の白浜温泉、そして兵庫の有馬温泉になります。

 

有馬温泉は豊臣秀吉に愛された温泉地として有名ですが、三古湯に選ばれている通り歴史は神武天皇よりも昔にさかのぼります。

 

遥か昔、大巳貴命(おおなむちのみこと)少彦名命(すくなひこなのみこと)という二神が有馬を訪れた際、三羽の傷ついたカラスが水たまりで水浴びをしていました。

ところが数日でその傷が治っており、その水たまりが温泉であったと伝えられています。

 

このような言い伝えがあったため、温泉を教えてくれたこの三羽のカラスだけが有馬に住む事を許され、「有馬の三羽カラス」と呼ばれるようになりました。

 

その後34代の舒明(じょめい)天皇、36代孝徳(こうとく)天皇が有馬へ行幸されてから有馬の温泉が有名になっていきました。

 

行基と仁西

その後少しずつ衰退の一途を辿った有馬の温泉地は奈良の大仏の建造に関わり、各地の温泉伝説にも名前を残している行基(ぎょうき)の手により開かれていき、

 

大洪水により壊滅状態となった有馬の地を1191年に仁西(じんさい)という僧の手により再興し、
戦国時代の動乱と2度の大火により再び壊滅的状況となった有馬の温泉は豊臣秀吉の援助と大改修工事により再び復興しました。

 

その後江戸時代を経て、近代、そして現在と、有馬温泉は全国有数の温泉街となったそうです。

 

こうやってみると何度も滅びかけているのに復興できているのも大勢の人々に愛されてきたからでしょう。
それだけ人に愛されるほどの湯が有馬の地に溢れているということですね。

日帰りの温泉の湯

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有馬温泉の湯は大きく分けて二つあり、
それぞれに特徴が異なります。

金泉と銀泉

一つ目が、金泉

 

塩が肌に薄い膜を作るため保湿効果があり、メタ珪酸という物質が保温効果をもたらしお肌がスベスベに。
その結果、冷え性、腰痛、筋・関節痛、末梢血行障害に効果があると言われています。
また殺菌効果もあるので感染症皮膚疾患、慢性湿しんにも有効。
カルシウムイオンが豊富に含まれているためアレルギー性皮膚疾患、じんましん、傷・やけどにも効果があると言われています。

 

二つ目が、銀泉

 

銀泉の中でも二つに分かれており、
銀泉(炭酸泉)
毛細血管が広がります。
その結果、高血圧症、末梢動脈閉塞性疾患、機能性動脈循環障害、機能性心疾患に効果があると言われています。
また飲むと胃を刺激して胃液の分泌を増やしますので食欲増進の効果もあります。

 

もう一つが、銀泉(ラドン泉)
呼吸をすることによってラドンのガスを肺に取り込み、免疫力と自然治癒力を高めます。

このような効果効能がある金泉銀泉ですが日帰りで入浴できるように神戸市営の入浴場もあります。

 

その名も、まさしく「金の湯」「銀の湯」と呼ばれています。

営業時間

入館料
金の湯:650円
銀の湯:550円

 

営業時間
金の湯:8:00〜22:00
銀の湯:9:00〜21:00

 

定休日
金の湯:第2、4火曜日
銀の湯:第1、3火曜日

 

連絡先
金の湯:078-904-0680
銀の湯:078-904-0256

 

 

※ 銀の湯が過去に2015年夏まで休業していたことがあるように、臨時休業の場合も考慮して事前に連絡してから向かう方が良いです。

 

有馬温泉へのアクセス方法


日帰りで有馬の温泉を堪能しようとする場合、重要なのがアクセス方法ですが、
有馬温泉は神戸市の北区、山に囲まれた場所にあるため都市部から乗り換えが必須になります。

 

最寄り駅は神戸電鉄の「有馬温泉」駅
神戸電鉄自体が神戸市の一部のみ走っているため、違う沿線を使って乗り換える形になります。

大阪方面から

大阪方面からのアクセス
三田駅ルート:JR大阪駅ーJR三田駅 神戸電鉄三田駅ー神戸電鉄有馬口駅ー神戸電鉄有馬温泉駅

 

三宮駅ルート:JR大阪駅ーJR三宮駅 阪神三宮駅ー(直通運転)ー神戸高速鉄道新開地駅ー神戸電鉄有馬口駅ー神戸電鉄有馬温泉駅
もしくは:阪神梅田駅ー(直通運転)ー神戸高速鉄道新開地駅ー神戸電鉄有馬口駅ー神戸電鉄有馬温泉駅
と行っても問題ないです。

 

ちなみにこの三宮駅ルートの場合、阪神だの神戸高速鉄道だの神戸電鉄だの複数の電鉄会社名が出てきますが、基本乗り換えは「新開地駅」と「有馬口駅」のみです。
この二駅だけ覚えておけば迷わずに行けると思います。

 

岡山・姫路方面から

 

岡山・姫路方面からのアクセス
山陽電鉄姫路駅ー(直通運転)ー神戸高速鉄道新開地駅ー神戸電鉄有馬口駅ー神戸電鉄有馬温泉駅

岡山・姫路方面(明石も含む)からのアクセスも大阪からの三宮駅ルートと同じく「新開地駅」と「有馬口駅」の乗り換えだけ覚えておけば大丈夫です。

 

新幹線からのアクセス
JR新神戸駅ー北神急行谷上駅 神戸電鉄谷上駅ー神戸電鉄有馬口駅ー神戸電鉄有馬温泉駅
新幹線で来られた場合は三宮まで出ずに「谷上駅」経由の方が行きやすいでしょう。

神戸の電車は路線図は簡単にも関わらず「駅名」ではなく「電鉄会社名」で混乱しがちですが、有馬温泉へ行く場合は
新開地駅」と「有馬口駅」、あと新神戸駅利用の場合は「谷上駅」を使うと覚えておけば混乱しなくて済むでしょう。

まとめ

有馬温泉は日帰りで利用できますし、回りにはお土産屋さんが多数並んでいます。

 

また山々に囲まれているので夏はさわやかな緑に、秋は紅葉を楽しむこともできます。
冬は雪景色が楽しめるかもしれませんが、神戸市北区は雪で電車が動かなくなることもありますので冬の日帰りは注意した方が無難ですね。

 

お気軽に兵庫県の有馬温泉を堪能してみてください。
お土産は炭酸せんべい美味しいですしおすすめですよ。

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